兵庫県内ゆかりの
NHK連続テレビ小説
・・・兵庫県内が舞台になった朝ドラいろいろ・・・
■ 風見鶏

詳しいストーリーは昔のことでよく覚えていないのですが、 ドイツ人と結婚した「ぎんちゃん」。 夫婦で異人館のそばに「風見鶏」というパン屋さんを開店します。
このドラマのモデルになった店として知られているのが、神戸の老舗のドイツパンの店、 「フロインドリーブ」です。
ちなみに、ドラマはすべてスタジオ内での撮影だったため、 実際に神戸で行ったロケは、風景を映し出す場面以外、ありませんでした。

このドラマが放映されて以来、ヤクザの町というイメージが強く、 訪れる観光客も少なかった神戸に、若い女性が多くやってくるようになり、 異人館ブームが訪れます。 今日の神戸のよいイメージを定着させたのも、この「風見鶏」だったと言えます。

■ 虹を織る

紺野美沙子がヒロインのこのドラマ。家族の反対を押し切って宝塚音楽学校を受験し、合格。 ドラマの設定では、神戸の岡本に親戚が住んでいて、その岡本の叔父(長門裕之)宅から 音楽学校に通うと言う設定になっていました。
また、歌劇団員たちがいつも集まる宝塚の食堂の名は「おまっとうさん」。 この食堂も戦前から戦後にかけ、音楽学校の近くに実在していたそうです。

■ 純ちゃんの応援歌

甲子園球場の近くの旅館の女将となった「純ちゃん(山口智子)」。 球児の母と言われ、高校野球大会に出場する選手たちの面倒を見るという ストーリーですが、まあこれも地元甲子園でのロケなどは一切なく、 ドラマの第1回で、純ちゃんが甲子園球場のグランドのど真ん中で 座っているというシーンがあったくらいでしょうか〜。

■ ええにょぼ

ヒロインの悠季(戸田菜穂)は、神戸の医大を卒業するという設定。 卒業と同時に結婚したものの、悠季は舞鶴の病院に研修医として勤務することになり、 夫(榊原利彦)は神戸でと、夫婦別居生活。 舞台は悠季の実家・丹後の伊根と、舞鶴、そして神戸と登場します。

■ 走らんか!

博多が舞台のこのドラマ。博多だけでなく、大阪、京都、そして神戸も舞台として 登場しています。
冬休みに入って、同級生の今宮美樹(中江有里)が大阪へ一時帰郷することになり、 主人公の前田汐(三国一夫)は、博多駅まで美樹を見送りに行きます。 が、汐も一緒にその新幹線に乗り込んで大阪まで行ってしまいます。

その晩、汐は大阪・帝塚山にある兄の家に泊まり、2日後、汐は美樹に誘われて 2人で神戸を訪れます。
三ノ宮駅前に降り立つ2人、震災で壊れたビルの復旧工事が行われている光景を目にし、 立ち止まってしまいます。 そして場所をポートアイランドに移し、震災で傾いたままの異人館や壊れた塀、 陥没し、崩れたまま放置されている岸壁を歩きます。 【写真右】
・・・・と言ったように、この「走らんか!」、博多を舞台にしたドラマではあるものの、 放送された時期が95年秋〜96年春ということで、阪神大震災の話題を 強引にストーリー中に収めてしまったという気がします。

■ ふたりっ子

人気ドラマだった「ふたりっ子」。舞台は大阪・天下茶屋でしたが、ところどころ 兵庫県内の風景がいくつも出てきます。
10歳の香子(三倉佳奈)が家出をし、大阪駅から銀蔵(中村嘉葎雄)のあとを追って 香子も銀蔵と同じ列車に乗っていきます。
そして、着いた先の旅館では地元の強豪と対局が待ち受けていましたが、 そこに訪ねてきたのは対戦相手の息子「森山史郎」(伊藤譲二)。 父は漁に出て死んだと銀蔵に伝え、叫びながら将棋の駒を畳に投げつけて 銀蔵の前から去っていきます。
このシーンで旅館(香住の水月館)として使われた建物は、香住町の岡見公園にあった 「岡見亭」という、おそば屋さんでした。 しかし、この岡見亭、ふたりっ子が放送されていた当時は営業していたのですが、 98年に行ってみると閉店していたのです。
【左の写真】
まあ、もとから岡見公園は来る人が少なかったので業績が悪かったのでしょうが(^_^;) (以上、ふたりっ子 第7回)

香子を迎えに、両親(段田安則と)、麗子(三倉真奈)が香住にやってきます。 そのあと、家族で餘部鉄橋を訪れるのですが、ドラマの様子からすると、 野田一家は餘部駅から列車で帰ろうとしていたようですが、香子を迎えに来た香住の旅館 (先述の岡見亭)から餘部鉄橋へはだいぶ距離が離れております(笑) そして、野田一家は城崎温泉に宿泊するのでした。これはどこの旅館なんでしょうか? (以上、ふたりっ子 第8回)

また、最終回近くの放送では、香子と森山の対局が城崎温泉の旅館で行われます。 麗子一家が香子を応援するため、家族旅行を兼ねて城崎へとやってきます。

さてさて、双子姉妹の母方の祖父母の家は「芦屋」です。 芦屋の祖父母宅は、とても素敵な洋館で、ドラマの中の設定では、 「芦屋市上芦屋町12番」というふうになってました。(これは架空の町名) 街路表示も、そのような表示を電柱に貼り付けてあります。
しかし、実はここは芦屋ではなく、宝塚市雲雀丘にある一軒のお宅。 場所は阪急雲雀丘花屋敷駅から北へ少し歩いたところです。 この近辺は宝塚市の中でも一番の高級邸宅街で、芦屋という設定にしても 十分通用する地域なのでした。

さて、ある日、芦屋女学館の理事長である有沢秀之(高島忠夫)の実母、すなわち千有希の祖母が 亡くなったという記事が、新聞の訃報欄に出ています。 駆け落ちして実家を捨てた千有希は「関係ない」と言いつつも、 祖母の葬式へ行くのですが、そこで20年ぶりに会った父親は 娘の千有希の顔を見ても覚えてなかったことにショックを受け、 葬儀会場から飛び出し、駆け足で階段を降りていきます。 そのシーンを見ていると、街路表示に宝塚市の「雲雀丘山手一丁目9」という表示が見えてましたぞ・・・・(^_^;) ちなみに葬儀会場は、芦屋市東山手町(これも架空の町名)の満願寺という設定になってました。
(以上 第13回)

さてさて、父・野田光一(段田安則)が家出してしまい、オーロラ輝子のマネージャーとして全国各地を巡業。 母・千有希は、夫を迎えに、香住町の鎧(よろい)へと向かいます。
千有希の姿を見てハッとする光一ですが、オーロラ輝子の「早く行って」という一言で、 車を走らせてしまいます。それを走って追う千有希なのでありました。

さてさて、この「鎧」でのシーンは多く、森山の両親の墓参りシーンでも登場しますし、 最終回では森山と香子が鎧駅で落ち合うシーンもあります。そこでは空撮もあったりで、 なかなかダイナミックでした。
そんな鎧駅のホームには、写真のように、こんな記念の看板まで!!

■ 甘辛しゃん

これまで、「風見鶏」や「虹を織る」など、兵庫県内が主要な舞台となっていた 朝ドラはありましたが、従来のドラマはすべて、最初は別の地が舞台になり、 それから兵庫県内へと舞台が移ってきました。
この「甘辛しゃん」は、ドラマの最初から最後まで、舞台は兵庫県内で、 最初は丹波篠山で始まり、神戸の灘が主要な地となるのです。