尼崎市交通局

全車ノンステップバス化を目指す尼崎市バス

尼崎市営パスは戦後間もない1948年(昭和24年)3月8日、 高洲−鶴町間において電気バス4両を使用して尼崎市臨海部の工場の従業員の足として開業し、 以来、尼崎市の人口の増加と工業の発展に歩調を合わせるようにして路線網を広げてきました。
昭和40年代末頃からの工業の衰退と人口の減少、また、マイカーの普及や、 市内が平地ばかりということもあり、乗客の自転車への移行などによって利用者が減り続け、 昭和50年代には市バスの存続自体が危ぶまれた時期もありましたが、 現在でも尼崎市民の重要な足となっています。
路線網の改革では、昭和61年に西宮市など隣接都市へ伸びていた路線の廃止や、 幹線方式の採用によって複数の路線を一つの循環路線とすることにより運行の効率化を進めたものの、 一部の地域で所要時間が延びてしまったため、 逆に利用者離れを引き起こしてしまうという悪循環が見られました。
この幹線方式による循環路線は平成10年1月に取りやめとなり、現在では幹線と地域線の2本体制で 路線網が敷かれています。
また、その年の4月からはノンステップバスを一気に11台も導入し、 今後の新車はすべてノンステップバスにするという他の交通事業者には見られない心意気も感じられます。
運賃は全線均一で200円。乗降方式は今では関西では数少なくなってしまった前乗り 後降り方式を続け、また、99年度中(2000年春まで)には、スルッと関西への参加も決定しています。
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